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栄養士としての地域での活躍
20代女性 I ターン起業
藤林さんは、2017 年4 月、山口県萩にI ターンで移住してこられ、現在移動販売「ツムグお台所」をプレオープン。山口県阿武町や萩市のイベントにキッチンカーを出店しつつ、「ツムグお台所」店舗を萩市内にグランドオープン。山口県を中心に移動販売の強みを生かして各地の食文化を展開する活動に携わっています。
山口県でのI ターン創業について教えてください
私は新潟出身で、出生後親の関係で埼玉に移り埼玉で学生時代を過ごしました。卒業後都内の保育園で栄養士に従事していました。保育園の仕事はやりがいが有るのですが大変忙しくその後、食の仕事とは無関係の舞台装置などの演出制作に転職、そして現在は山口県萩でキッチンカー販売を開業し現在に至ります。
どうして山口県でI ターン創業をしようと思ったのですか?
どうして萩で創業したのか、と言いますと、都会で食とは関係ない仕事するなか、これからの人生、どうしようかなと考える始めた時、まえからカフェ巡りが大好きで「食」に関係する仕事をしたい、と感じていました。萩の皆さんと触れ合って萩の食文化をもっと吸収したい、萩から教えて貰った人と人のふれあいを大事にしたいと思って、少し自転車を走らせれば目の前に海が広がる自然がいっぱいも魅力の萩に移住しよう、に感じたのです。
でも、萩に来ようと決断するまですべて順調な訳では無かったのです。
都会で仕事をしている時、目指すべき目標に悩んで、食への夢を諦めきれなかった時、萩の皆さんから人生で大事なこと気づき、そして萩の皆さんは私の背中を押してくれた。それで萩に住んで少しでも御返しをしたい、と強く感じたのが萩移住の動機です。
萩で感じたことと言うのは?
もともと私は食べることが大好きで栄養士をとり、子供も大好きで保育園の仕事を選んだのですが、漫然と食をテーマにしたお店を生まれ故郷の新潟で開きたい、との夢は持ち続けていました。でも、実際なかなか都会より地方でカフェだけで生計を立てるのは難しいのではないか・・・どうしようか悩む毎日でした。
そんななか、カフェと一緒に宿泊できることも出来たらよいのではないか、と経験者からアドバイスを頂きまして、カフェ併設型のゲストハウスでヘルパーをしました。その中に萩の ruco があり、萩の人たちに励まされ、たくさん手伝ってもらって勉強していくことで自分自身が成長していくことを感じました。なにより萩の日常生活が楽しいし萩の人々への思いも有って、食をテーマに移住し創業することに繋がりました。
今後の展開はどのように考えていますか?
「ツムグお台所」の「ツムグ」とは人と人の触れ合いを「紡ぐ」、が由来です。地元の人が集まって食を通じてふれあい、お互いにたくさん語り合う憩いの場を提供できれば、と考えています。
創業して良かったことを教えてください。
大好きな食を仕事にできたことはもちろん嬉しいですし、一番は、やっぱり人の温もりにふれられることですね。移動販売であちこちを回れば、自然と萩市の話も出来るし、地域性を理解することもできる、そして何より、多くの人に出会えて、私の存在と私がやろうとしていることを知ってもらえる…。
温かく見守ってくださる方、アドバイスをくださる方、私の料理を笑顔で食べてくださる方…。
山口県萩市で創業したことで、会社勤めではできない貴重な体験をすることができています。ここまで来れたのは、温かい萩市のみなさんのおかげです。心から感謝しています。
では、反対に不安なことがあれば教えてください。
これは創業時点から分かっていたことですが不安は、やはり経済面です。仕事のコントロールで営業時間・休日は勤めていた時と比べ自由ですが、お金の心配ごとは確かに有ります。
でも出ていくお金の計画をきちんと立てられるようになったこと。これは、自分の成長と感じますし、収入も予測できるようになりました。精神面のコントロールも前より上手になりました。笑
藤林さん、体験談をいただきまして有難うございました。
何よりも、話し方や目の輝きがとても生き生きとしていることに、素敵な暮らしを過ごされていることを感じました。
どうぞこれからも頑張って萩の食文化の発展に、そして日本全体で見ると地域活性化に貢献していかれることを陰ながら願っております。
貴重な体験談を有難うございます。
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